公共図書館の冒険

◇天気、晴れ

晴れ、毎朝晩の気温が零度近くまで下がるようになりました。今日は「油や」の水抜きをしました、これで春まで「油や」は冷凍庫状態、冬眠に入ります。

春に新刊本で買って積ん読だった「公共図書館の冒険」という本を読了、「未来につながるヒストリー」という副題で、過去を踏まえて図書館関係者が「何をできるか」という意見交換をしながら編集したというだけあって、図書館の現状をまず理解するのには非常に参考になる内容でした。

しかし、図書館の未来となると、理想と現実のギャップは相当大きい印象で、しかも私の認識ではそのギャップが拡大する方向かと。図書館の理想形として貸出と読書案内を中心に考えていることが無理な印象が正直ありました、ネット時代の到来でネットから多くの情報が得られるようになり、レファレンス・サービスも専門の司書が高い水準を要求されるようになっていて、司書がどこまでその高くなっているハードルを越えることができているのか。

そして「無料貸本屋」と批判されている問題、著作者にロイヤリティを支払うような(音楽配信と同じような)制度も必要かと。答えは簡単ではないですが、新刊本、古本を含めた本の生態系についていろいろ考える参考になる本でした。

新着アップ19冊↓
http://oiwake-go.com/view.php