あいにくの雨

◇天気、雨

飛び石連休2日目の日曜日、あいにくの雨。昼前に開店するも、蕎麦屋さんに来た人が古本屋も覗いてくれるが、今日は本を買う人は少なく結局夕方まで寂しい一日でした。店は静かだったが、選挙が近いせいか、雨の中を公明党共産党の街宣カーが通り過ぎていく。

選挙と言えば、明日は麻生自民党総裁が誕生する予定だそう。麻生さんの「公約」は経済、特に選挙を意識した地方経済の梃入れ。この方針はバラマキの批判もあるが、生産コストの上昇が地方経済の中心の農業とか漁業とかの生産者の生活を直撃しており景気対策が待たれる。小沢民主党も生産者の所得補てんや高速道路の無料化を主張しているが賛成です。

長い間デフレが続いており、物の値段が安いことの弊害が社会の許容範囲を超えてきていることがようやく認識されてきていると思う。安ければなんでも良いという風潮が、食品の偽装や毒入り食品、事故米などの社会問題を起こして、生産者の努力ではとても対応できないほどの安い物価が、違法行為の原因となっているのだ。

本も同じで、安ければ良いという風潮が町の本屋・古本屋をどんどん廃業に追いやっている。新刊は買わない、文庫になるまで買わない、文庫も古本になるまで買わない、古本も100円でなければ買わないという風潮が変わらなければ本の未来は厳しいナ。本を大事にする政策を掲げる政党はないのか。新着アップ9冊。