蓼科の親湯温泉というところ

◇天気、晴れ。
年末で結構忙しく過ごしているのですが「忙中閑あり」、蓼科の親湯温泉というところに行ってきました~。いつもの秘湯の宿シリーズではなく、(5階建ての)中規模のホテルですが本棚のあるロビーラウンジを売りにしているということとで一泊2日の休養旅です。
その本棚ロビーですが圧巻でした、とくにみすず書房の本が壁一面にあるみすずラウンジというBARラウンジ、そして岩波文庫がほぼ全冊あるという岩波回廊は迫力ありました。
みすず書房の本とか岩波文庫の本は本好きでもなかなか簡単には読めない本が多いです、山登りでいうと槍ヶ岳に登山をする感じでしょうか、古本屋の自分も「みすず書房」や「岩波文庫」をいったいどれだけ読んだかと問われると返答に困るのですが..「油や」にも岩波文庫のコーナーはありますが、読書の上級者向けでなかなか売れないのは致し方ありません。
にもかかわらず温泉のあとでこのラウンジで一杯という人の姿が結構あって、本は落ち着いた雰囲気をつくる最強のオーナメントだとも思いました。私も本棚を温泉のあとでチェックしたのですが、人文書や全集なども多く、ジャンルも幅広く多様性あってちょっとした図書館や、街中の本屋などよりは選書ははるかに頑張っていると思いました。食事も地元食材と信州ワインや地酒あっておいしかったです、料金もサイフにやさしい値段、館内もリノベーションされて綺麗、経営が頑張っている印象で蓼科に行く人はお薦めします。
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