本との出会いを楽しむ場

◇天気、曇り後雨

今朝は曇り、少し肌寒いです。先週末の「境内アート小布施」イベントの余韻がまだ残っているので、朝はメール返信などをしながら少しゆっくり。昼から店に行って長野の市場で買った本を店に持ち込んだ後、小布施の本の片付けなど。今回は約1000冊くらいの本を小布施に持っていったわけだが、イベントに出店するノウハウも少し勉強できたと思います。

「境内アート小布施」に出店することにした理由は三つほどあります。ひとつは追分の店が未だGW前で観光シーズンに入る前の閑散期であること、ふたつ目の理由は地元信州での人気イベントに出店することで宣伝になること、そして三つ目が、アートとクラフトのイベントを通じて古本とは異なる人たちと出会いがあるのではないかと思ったからです。

ということで今回は古本市ではなく「アートとクラフト」の展示会に出店したわけですが、小布施には残念ながら新刊書店も古本屋がないこともありお店を覗いてくれた地元の多くの方が、本を楽しんで、そしてたくさん買っていただきました。古本屋として店を出して良かったと本当に嬉しく感じました。

昨今の古本屋が集まって行われる展示会は本との出会いを楽しむ場というよりは、100円均一などの安い本だけを買おうと眼をぎらつかせている人がたくさんいるため、本を楽しむ風景は本当に対照的に感じました。

その小布施町ですが本屋がないということですが、この夏に新しい図書館ができるそうです。この図書館は草の根というか本を愛する地元の人たちが中心となって企画しているとのことで、話を聞けば聞くほど本を愛する場所を作ろうとする情熱が伝わってきて感動しました。その趣旨はホームページで見れます→http://shintoshokanlab.kobe-du.ac.jp/node/10015

まあそんなこんなで今後、本に関することでいろいろ協力していこうということにもなり、小布施町の人から本に対する力をもらったようなイベントでもありました。新着アップ8冊。