店の外に出ると雪

◇天気、曇りのち雪

桜の開花がニュースになっていますが、追分は寒い一日。朝は買取の査定作業。最近、買取打診のメールが時々あります。メールでの買取依頼は本の状態がわからないという欠点がありますが、当方が欲しい本は本の状態が良いということを条件に高い買取査定を提示することができて、本を売るお客様も本を買う古本屋も納得できる取引ができるような気がします。

古本の相場は「日本の古本屋」や「アマゾン」でわかるので、買取値は昔のように古本屋の得意分野が何かということではなくて、古本屋の在庫状態と家賃や人件費などのコストの構造がむしろ決定要因になると思います。ネット専門古書店の強みは家賃などのコストが少ないという理由でしょう。

当方では欲しい本は、古本相場の20−30%が買取価格の平均で、レア本などは古書価の50%以上で買うこともあります。そして買った本の1/3が売れて仕入れコストを回収し、さらに1/3が売れて経費を回収、残りが売れれば利益になるという感じです。なかなか商売的にはしんどいですが、良い本は市場ではなかなかうまく買えないので買取は大歓迎ということです。

夜に作業を終えて店の外に出ると雪。地面が白くなっていました。春はまだ遠いです。新着アップ9冊。