兼業古本屋

◇天気、晴れ

浅間山が初冠雪です、ニュースでは志賀高原穂高など信州の山々は皆、雪になったと報道されていました。

本日はキンドルの日本版の予約が始まったというニュースもありました。「本の文化」のパラダイムが変わろうとしています。

自分は古本屋ですので「本の文化」を守るというのは「古本屋を続ける」ということだと思っています。が、古本屋を脱サラで始めて今年で6年目になりますが、これが結構大変です。

以前に日本のコメの問題をラジオで解説していたのを聞いて思ったのですが、「コメ」と「本」の置かれている状況が良く似ています。

コメ⇒生産過剰、本⇒大量出版
コメ⇒需要減、本⇒読者減
コメ⇒生産調整+価格調整+農家所得補償、本⇒再販制

コメの問題はラジオ解説によれば兼業農家の存在が問題解決のネックになっているそうですが、古本についてもアマゾンやブックオフの存在で「兼業古本屋」が大量に発生していて、専業の古本業をかなり圧迫していると思います。

「本の文化」を守る立場から言うと、「兼業古本屋」は西部劇の世界のアウトローのような存在です、そこから専業古本屋が店を守るに妙案があるわけでなく、古本屋は自分も含めてなんとかなるだろうくらいの感じでしょうか。

今日は店は休みで、家のことや後回しにしていた雑務をやっていて一日が終わりました、新着本のアップ作業は出来ず、明日はまた本の仕事を頑張ります。