三都古書店巡り(京都編)

◇天気、晴れ

今日から「寒の入り」です、この寒さまだまだ続きそうです。

さて今日が古本屋の仕事はじめです。11時ごろ店に行ってストーブをつけて開店しました。するとすぐお客様が続いて初売り、買取もありました。

さて今日からは年末の関西三都古書店巡りの報告をしたいと思います、最初は京都編です。

毎年年末には京都を丸一日散策するのですが、今年は追分から実家に行く途中で立ち寄ることにしました。追分を早朝に出発して京都に昼過ぎ着、目指したのは古本展示会を開催している一乗寺恵文社です。

参加している出店メンバーは毎年変わるのですが、今年はかなり充実した内容で予算をオーバーして買ってしまいました。古本屋が古本屋巡りをするのはセドリと思われそうですが、私はかなり純粋に読みたい本、面白そうな本を買うのを楽しみます。それでも古本屋ですからサラリーマン時代とは少し買い方は違います。

野球に例えるとボール球には手をださないという感覚です。本の内容に比べて値段の安い本は買いません、そういう安い本は組合の市場で買おうと思えばいつでも買えます、しかも安い本は買いやすいのでついたくさん買ってしまい、持って帰るのが重いです。

しかし、欲しい本が安くても買わないのかというと、あれば当然買うのですが、そういうこと、つまり掘り出しみたいなことは道にお金が落ちていないのと同じでめったにありません。

少しぐだぐだと書きましたが、ストライクゾーンにきた本を買う姿勢で棚を見るのですが、今年はそのような本が多かったです。とくに「にわとりさん」と「しまうまさん」が値段も安いものから高いものまで、ジャンルもバラエティがあって面白かったです、さすがです。

それと今年は結構良本が多く出品されていて良かったです、展示会というとどうしても安い本しか売れないので、均一とか雑本になりがちで、本好きの中にはそのことを嘆く人も少なくないのですが(昨年はその傾向は残念ながらありました)、今年は意図したのでしょうか。

ということで恵文社で思った以上に時間をかけてしまい、近隣のお気に入りの古本屋さん(萩書房、福田屋、京大前など)には行けませんでした。来年の京都はやはり一日かけなくてはダメですネ。

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