「市民の反抗(ソロー、岩波文庫)」を読了
環境ということで..
あけましておめでとうございます!
蓼科の親湯温泉というところ
私小説的な貧乏症から脱却してほしい
◇天気、晴れ。朝晩の気温は氷点下、氷がはるようになりました。
今住んでいるのは信州ですが自分の実家は関西、関西に帰ったのはもうコロナ前の3年前、ちょうど統一地方選をやっていて阪急の西宮北口駅に降りると「維新」の候補者が「身を切る改革」という言葉を連呼していたのが耳に残っています。こういうキャッチは関西人には受けるだろうな、と思ったのは、古本の世界でも、「100円本しか頭にない」古本好き(いわゆる100円頭)が関西地域を席巻していたからです。それで「維新」は大阪だけでなく、兵庫、京都などにも進出するだろうなと思った次第。今回の衆議院選挙でその流れがはっきりしたなというのが印象です。
維新はこれから京都にも候補者を擁立すると報道されています、そうなればかなりの得票を得るのではないだろうか。なにしろブログやtwitter、SNSなどで「これは100円、あれは300円..」などと安く買った古本の自慢をする人は京都に特に多いような気がするから。
大阪、そして関西はもとは商売の町、商人気質があって知恵と努力で頑張る土地柄であったのが、いつのまにか私小説の貧乏自慢のような地域になってはいないか、凄く残念だし、関西の古本屋はそういう貧乏自慢の古本好きが多くて苦労しているのではないかと思うと本当に良くない傾向だと思ってしまいます。なんとかこういう私小説的な貧乏症から脱却してほしいと最近、つとに思います。
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本屋をどうしたら事業継承できるのか?
◇天気、曇り。気温が夜は零下になる日が..
「理想なき出版(シフレン)/柏書房」と「越境する書物(和田敦彦)/新曜社」の2冊を読了。(以前に呟いたかどうか..)「追分コロニー」を誰かが事業継承してくれればなと思っています、理由ですが、追分が本屋が似合う場所と思うから。しかし、本屋は儲からないし、従って、小さな本屋は新刊書店も古本屋もどんどん少なくなっていて、これから小さなインデペンデントの本屋をやろうという人がどれほどいるか、と思いきや、欧米ではフォーブスの記事などを見つけたのですが、なんと小さな本屋が増え始めていて、その傾向はコロナ禍で強まっているというではないですか。理由は一言で言うと、コミュニティの場所としても本屋とかカフェとか商店街が町には必要という感覚が強まっているからだそうです、なるほどたしかにアマゾンで買い物をして、人のつながりがFBだけというのは殺伐とした世界ですネ。
ということで、何とか追分の本屋をどうしたら事業継承できるのか?令和時代の本屋というのは昭和の本屋からどう進化すべきか、というCX的なことをずっと考えていて、一人で考えていてもダメなので、本屋とか図書館とか出版関係などの本を時間があるとパラパラと読み進んでいます。「理想なき出版」はアメリカの出版業がなぜダメかという本、そして「越境する書物」は、本がどうしてそこに存在しているのかということを考えることは大事という本で、この2冊は行ってはいけない方向と行くべき方向を示唆する内容がたくさんあるように感じて刺激を受けました。
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