情報発信をしてほしい

◇天気、曇り時々晴れ

久々に気温がグンと下がりました、涼しい一日です。30日から始まる「ホームズの本棚@追分油屋」で使用する旧食堂と旧厨房の改装工事が今日終了しました、明日から会場の設営を始めます。

昨夜「本の町・高遠」に関するブログに出会いました。
→ http://sinsyuugositee.naganoblog.jp/e780381.html

「本の町・高遠」は同じ信州で「本のまち」を標榜している活動で気になる存在です。5年前に「追分コロニー」を開店する時に、ちょうど池袋ジュンク堂で「本の町・高遠」の主催者である北尾・斉木氏のトークがあり聞きに行ったことがあります。

テレビで山口昌男さんがルデュを訪ねた番組を見ていたので、追分を「本のまち」にしたいと思ったものです。「本の町・高遠」は最初6名が集まったのですが、その後分裂、3年前から長野県の「元気づくり」支援金を毎年5百万円得て、秋に壮大な「本の町」の演出を行っています。

一方、「追分コロニー」はというと、「本のまち」の前にまず1軒の古本屋が自立する必要があると考え、長野古書組合に加入し、「日本の古本屋」としての活動に注力してきました。偶然にも昨年、軽井沢町内の本の仕事をする仲間で「本のまち・軽井沢」を立ち上げることができ、今年は2年目です。

そこで「本のまち・軽井沢」も長野県の「元気づくり」を申請したのですが、落選してしまいました。高遠が3年連続で今年も5百万円、3年連続で15百万円の支援金を得ているのに、「本のまち・軽井沢」はゼロ回答。

理由は高遠が田舎であり補助が必要である一方、軽井沢が国際観光都市で支援は不要という理由でした。「元気づくり支援金」については来年に議論をさらに整理して再挑戦する予定です。

しかし、15百万円の支援金を得ている高遠の動向は気になるところ。今年に入り「本の町・高遠」の活動拠点である「本の家」は赤字を理由に閉鎖されていると聞きます。一方、5百万円の支援金は今年も支給されるので秋のイベントだけは昨年同様、大規模に開催されるはずです。

この日常の不在感と秋の巨大イベントのギャップは正直なところ違和感があります。一体今後、「本の町・高遠」はどうなるのでしょうか。他人事ながら気にはなりますネ。できればもう少し情報発信をしてほしいと思います。新着アップ3冊