危うきに近寄らず

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月曜日です、中央市がある日ですが東京へは行きませんでした。週末に高円寺で「均一祭り」というガレージセールスのような100円本の古本販売会をやっていて、それに出店している北陸の古本屋さんが中央市に来る可能性があるからです。

この北陸の古本屋さんは「鬼札」という入札をすることで有名で、我が方は苦手にしています。「鬼札」というのはほかの誰にも何も買わさないという入札の仕方です。

普通の入札ですと、例えば3万円が店での売り値だとすると、1万、1万5千、2万くらいまでの札でしょうか。本当は1万円で買いたいのですが、ライバルがいて2万円の高値で買っても売り値が3万円であればまだ1万円の粗利があります。

ところが「鬼札」になると、1万、3万、5万というような入札になります。売り値が3万円の相場であれば、「鬼札」がかならず入札では勝ちます。

どうしてそういうことが成立するのか?「鬼札」の作戦はまず商品を独占することで相場3万円の商品を5万円で売ることが出来ます。また、市場の商品は山で取引されますので、不要の本は100円均一で売って、「鬼札」のコストを回収することもできるでしょう。

あくまで推測ですが、北陸の古本屋さんがはるか遠方から東京の中央市に来て大量の本を落札し、そして「均一祭り」に出店するのはそういう感じではないでしょうか。

当方としては、交通費をかけて東京へ行っても「鬼札」に負けて何も欲しいものが買えない可能性が高いわけですから、東京行きが無駄になる可能性があります。「危うきに近寄らず」の方針で高円寺で「均一祭り」が行われる前後の中央市は休むことにしているわけです。新着アップ5冊