リアル店が大事

◇天気、晴れ

薄日がさす感じで風もなく穏やかな一日です。今日で10月も終わりです、11月になればいつ雪が降ってもおかしくないわけで、今日みたいな日は嬉しく感じます。

今日は水曜日で店は開けない日なのですが、木曜日と勘違いして開店しました。が、売上は雑誌1冊で3時には閉店しました。あとは本の整理に注力。

古本のパラダイムが変わろうとしているわけですが、まったく未知の世界というわけではありません。再販制度などがない欧米の状況は参考になりますし、ダウンロードという意味では音楽のダウンロードなどはやはり参考になるでしょう。

まず欧米ということでは、以前にこの日記で書きましたが、街中の本屋さんはほとんど姿を消し、アポイントオンリーや会員制、あるいは地域の特性を活かした倶楽部的、専門的な店が本屋の主流になっています。

100円ショップのような安売りで中小のビジネスが長く続くべくもなく、街の本屋という意味では良質の本を取り扱わなくてはいけないと解釈すべきかと思います。

そう考えると均一的な書店や古本屋の淘汰は続くでしょうし、生き残りたければ良質のサービスを提供して一定のファンというかリピーターを獲得することでしょうか。(一方、大型店やチェーン店は低価格を武器に量で勝負という形態となり2極化が進むと思われます)

音楽のダウンロードで参考になるは、フリーのネット/プラットフォームは情報発信するツールであって、ビジネスはライブの活動や関連グッズなどの販売促進などリアル世界で行うというイメージです。

3年前に「本のまち・軽井沢」の活動を始め、さらに今年は「油やプロジェクト」をスタートしているわけですが、自分の方向性として本を含む文化的活動を地域に根ざして続けていくことで、倶楽部的なネットワークを形成することが、インターネットというパラダイムのもとでの生き残り策ではないだろうか、ネットは本を売る場所ではなくて情報発信のツールであって本屋はやはりリアル店が大事だと(確信しているわけではありませんが..)思うのです。新着アップ8冊