本を守る「卒均一」

◇天気、晴れのち曇り

昨夜の雪で朝は少し地面が白かったのですがすぐ溶けました。しかし、寒さは結構厳しく、店では小さなヒートパネルを横に置いての作業でした。

作業をしながら時々ネットで選挙関連の記事などを読んでいると、各党の政策を「原発」と「TPP」に対する方針で分類しています。しかし、「原発」と「TPP」は経済に対するスタンスで根は同じだと思うのでこの分類には少し違和感があります。

グローバル競争は結局は自由貿易という名の値下げ競争ですからコストの大きな割合を占める電気料金は安い方が良いことになります。従って、TPPを推進するのに原発反対というのは現実的には難しい。

そう考えると「脱原発」ではなくて「卒原発」という言葉は哲学というか行動の規範のようなものであって、現実的に時間をかけて対応しようというニュアンスであり個人的にはうけています。

古本でも「均一本」に象徴されるデフレに苦しんでいるわけですが、経済の法則から本を守る「卒均一」ということを「卒原発」に真似て言っても面白いかもしれません。「禁酒」でなくて「卒飲酒」とか、「禁煙」でなくて「卒喫煙」とか止めたくても止めれない慣習に「卒」という言葉は良い造語だと思います。新着アップ7冊