売れ筋というのはない

◇天気、曇り ♪太陽光発電 25kw

一日中雨が降ったり止んだりでした。

今日は昨日の買取の査定作業をしました、どうかなと思う本はかならずネットで値段をチェックします、そうしないと買取った本は、即不良在庫になるリスクがあるからです。ネットというのは便利な面もありますが、恐ろしい道具でもあります。

昨日の日記で「良い本を安く」と言っている古本屋の話をしましたが、この古本屋さんは「売れ筋のものを置くだけでは意味がない」とも言っています。

古本というのは一期一会ということもあるように基本は1冊です、新刊本のように売れ筋というのはないと思います。古本の値段は、そういう少ない本の稀少性を反映しているわけで、値段が高い本は珍しい本ということになります。

組合の市場などでそういう稀少性がある本が出れば、そこはプロの古本屋さんの集まる市場ですから、当然、取引される値段はそれなりの値段になります。

この古本屋さんが「良い本を安く」とか「売れ筋のものを置くだけでは意味がない」というのは、おそらく安い100円均一本以外の本、例えば300円以上の値段のする「売れ筋のもの」は面白くない、自慢の腕で100円本から掘り出した本を売るのだという意味だと推測します。

しかし、古本屋として商売を続けていくにはこの掘り出し腕自慢の方法はネットの時代には無理がありませんでしょうか。これから特に若い世代の人が古本屋を開業しようとするならば、このへんは注意した方がよいと思わざるを得ません。

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